おでかけの日は晴れ

お休みの日は映画を観におでかけ。時折、旅行。

2020年4月29日~5月10日

ゴールデンウィーク。 30数年前の、私が22歳とか23歳とかそんなころだと思うけれど、武田とゴールデンウィーク旅行のために関西に向かうバスに乗っていた時じゃないかな、私たちは浮かれてて、適当なメロディをのせて「ゴールデン、ゴールデン」と歌ってた。…

『東宮西宮』その2

以下の文章は、私が『東宮西宮』を見たばかりの、2000年頃、当時36歳の頃に書いた文章です。私自身はこのテキストを紛失していたのですが、テキストを保存して下さってたよりよりさんに心から感謝します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

『東宮西宮』

自分の大好きな映画を誰かに薦めたくなる。 しかもそれが現在、なかなか見ることが叶わない作品であればあるほど。 私はすごくいろんな人にこの『東宮西宮』を薦めたい。 是非、この映画がリマスターされて、再び映画館で上映される日が来ることを願ってやま…

『3番線のカンパネルラ』と「ゲイではなくて」問題

京山あつきという作家の『3番線のカンパネルラ』を読んだ。 BL。 BLとはなんぞやというと、すごーーーく大雑把に言えば恋愛を中心とした男性同士の物語であり、そこには性描写が含まれる。含まれるというかジャンルとしてかなーり必要とされている。 い…

男たちの3日間の恋の物語 『ダンサー そして私たちは踊った』と『ソン・ランの響き』

いろんな理由で1日2本、映画を見に行く。 休日にせっかく出かけるのだし、1本だけ観るのではなんだか勿体ないとか。 観たい映画は何本もあるので、1日に2本は観ないと追いつかないとか。 それから、2本観ることでちょっと面白い相乗効果が生まれる、とか。 …

『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』

カナダのグザヴィエ・ドラン監督。 若い監督、とつい言ってしまうけれど、2009年『マイ・マザー』で鮮烈にデビューを飾ったとき彼は確かに19歳だけど、現在はもう30歳なのか。 とはいえこの映画は2018年製作だから28歳。 しかしこの作品の子役、ジェイコブ・…

『影裏』綾野剛の儚さに悶絶するか。それとも・・・?

キャスト 今野秋一 綾野剛 日浅典博 松田龍平 西山 筒井真理子 副島和哉 中村倫也 スタッフ 監督 大友啓史 撮影 芹澤明子 音楽 大友良英 何の予備知識もなく観に行った。暗い会社の中、暗い表情の綾野剛演じる今野。運んでいる段ボールには中に入ったものを…

『his』選択することと曖昧にすること

CAST 井川迅・・・宮沢氷魚 日比野渚・・・藤原季節 日比野玲奈・・・松本若菜 吉村美里・・・松本穂香 他、鈴木慶一、中村久美、根岸季衣、堀部圭亮、 ふたりの朝の目覚めから始まる、淡く美しいシーン。けれど、それがふたりの別れの日。 そういえば別れを告げるのって…

『ラストレター』(ネタバレあります)

STAFF 監督・原作・脚本・編集 岩井俊二 撮影監督 神戸千木 音楽 小林武史 CAST 岸辺野裕里・・・松たか子 遠野鮎美・10代の遠野未咲・・・広瀬すず 岸辺野颯香・10代の遠野裕里・・・森七奈 乙坂鏡史郎・・・福山雅治 10代の乙坂鏡史郎・・・神木隆之介 阿藤陽市・・・豊川悦…

『パラサイト 半地下の家族』

キム・ギテク( ソン・ガンホ) 半地下住宅に暮らす全員失業中の一家の主。 キム・チュンスク (チャン・ヘジン) : ギテクの妻。 キム・ギウ ( チェ・ウシク) : キテクの息子。 キム・ギジョン ( パク・ソダム) : キテクの娘。 パク・ドンイク ( イ・…

「星空下的傾情」第二夜

以下の文章は、私が1998年に作った個人サイト「快楽有限公司」の中でアップしていたもので、CSで放映された、トーク番組「星空下的傾情」についていた日本語訳を拾って文字起こししたものの第2夜の分と、その感想です。 第一夜はこちらです。 mioririko.ha…

「星空下的傾情」第一夜

以下の文章は、私が1998年に作った個人サイト「快楽有限公司」の中でアップしていたもので、CSで放映された、トーク番組「星空下的傾情」についていた日本語訳を拾って文字起こししたものです。 「星空下的傾情」 (第一夜) これは香港の人気テレビ番組「…

久しぶりのレスリー演唱會DVD一気見の一日

最初は、ちはやさんに「一緒にレスリーのDVDを観る会をしようか」と持ち掛けたのが始まりだった。去年の秋。ちはやさんというのは去年、香港でレスリー・チャンが出演する映画を観て、そこから急激にレスリーに傾倒していった女子である。秋辺りから足繁…

2000年 レスリー・チャン「熱・情演唱会」過去ログ

以下の文章は、私が1998年から作っていた個人サイト「快楽有限公司」の中のBBSに投稿されたもののなかから、2000年のレスリー・チャンの香港でのコンサート「熱・情演唱会」の時の過去ログです。当時のコンサートの前の不安と期待、そして感動の片鱗でも…

『楽園の瑕』

以下の文章は、レスリー・チャンの生前に書いたものです。 これらを書いていた時には、まさかレスリーがこんなに早く亡くなるなどと想像もせず、 彼の未来を語り、時には能天気なことも書いております。 しかし、彼の映画を見るたびに、彼の音楽に触れるたび…

『ブエノスアイレス』

以下の文章は、レスリーの生前に書いたものです。 これらを書いていた時には、まさかレスリーがこんなに早く亡くなるなどと想像もせず、 彼の未来を語り、時には能天気なことも書いております。 しかし、彼の映画を見るたびに、彼の音楽に触れるたびに感じた…

『象は静かに座っている』

1988年山東省生まれの胡波(フー・ボー)監督。 長編の『象は静かに座っている』完成後、この世を去る。享年29歳。 234分の作品。 静かでとても淡々とした映画を想像していた。 が、違っていた。 音楽が入る箇所はとても少ないが、きっと若く新しい中国の才…

2019年11月 ハノイ

2019年11月12日(火)~17日(日) 3年ぶりの海外旅行。2度目のベトナム。初めて訪れるハノイ。 セントレア国際線での手荷物検査や入出国カウンターに変化があり、少し驚く。 飛行機はチャイナエアライン。台湾経由。 ホテルはホアンキエム湖からわりと近く…

ひとよ

『ひとよ』を観た。予告から想像したのは、子供たちに暴力を振るう夫を殺した母親(田中裕子)が服役を終えて帰ってきた、ある一夜の話、かと思っていたけれど違っていた。「ひとよ」の意味はなんなのか。 白石和彌監督の作品のうち、『凶悪』『彼女がその名…

『ホットギミック』良すぎ問題

(ちょっとネタバレありますからね) 映画『ホットギミック ガール・ミーツ・ボーイ』が予想以上にめちゃめちゃ良かった!! 誰が私の初恋なのか。 「全然わかんないよ・・!」 このナレーションから始まる予告映像を見た限りでは観る選択はなかった。 だって…

『ポルノグラファー』そして『インディゴの気分』

先月。いわゆる「沼」というものに落ちてしまった。 いつものように気になる映画とかまたはその原作になったものなどを検索しているうち、なぜかこのドラマのタイトルが目に入ったのだ。 BL作品が原作でFOD(フジテレビオンデマンド)制作ドラマ『ポル…

父に会う

私はおとうさんのことが結構好きだよなあ。 そんなふうに時々、すごーく時々だけどそう思う。 高校のときに一度、そんなことを日記に書いたことがある。 そういう気持ちは、きっとおとうさんもおかあさんも誰も知らないだろうし思いも寄らないことかもだけど…

God's Own Country

私はこの映画を、生きる、というシステムの映画だと感じた。 God's own country. 神の恵みと地、と呼ばれるイギリス、ヨークシャー州。 父親の牧場を継ぎ、たったひとりでそこで働くジョニー。ジョニーはこわい目をした父と祖母と共に過ごしている。 この物…

母の葬式

今日は私にとっては血の繋がっていない母の葬式だった。私は10歳から20歳までをその母とその家族、私の実父、そして新しい妹たちと共に暮らしていた。 葬儀のはじまる45分ほど前に着いたのだけど、私は葬儀の場のどこでどう振舞ったらいいのかわからない。斎…

「夜明け」

是枝監督の助監督だった広瀬奈々子初監督作。 主演は柳楽優弥。 柳楽くんは顔立ちが濃くて、濃すぎて、『おんな城主 直虎』や『銀魂』などのけれん味ある役がとても似合う、と感じていた。もちろん、『ゆとりですがなにか』や『アオイホノオ』の柳楽くんも好…

小さな奇跡の集まり

昨夜。 大きなスーツケースとデイパックを持った男性のお客様がふらりといらっしゃった。 ワインとサラダを注文され、その後うちの店の名前「春光乍洩」について質問されたので、その意味を簡単にご説明した。 そのあと、「この店は映画関係者や・・・あと作家…

私は私とこの件について語り合いたい

季節の変わり目のせいか、それとも週末に大き目の案件が控えている緊張のせいか、僅かに気持ちが下がり気味なのです。そう、ほんと、僅かに。 それでも今日の私は、千葉雄大くんと田中哲司さんの、「音量を上げろタコ!なに歌ってんだか全然わかんねぇんだよ…

欲しいもの

なんとなーく欲しいものがあって、昨日も今日もショッピングモールの長い通路を歩いた。 一体、私は昔からこうだったのだろうか。それともここ数年のことなのだろうか。 私はただショッピングモールの通路を歩いているだけだ。 歩きながら通路沿いにディスプ…

夜のざわざわ

なんとなく、すごくさみしくて切ない気持ちでいる。 理由はあるようでないようで。いや、多分いくつかあって、それはどれもひとつずつがとても細かくて小さい。 いわゆるこれは、ただの「気分の波」のようなものなのだろうか。そうだとしても、心がちいさく…

劇団どくんご「誓いはスカーレット」観ながら思っていた超個人的なあれこれなど

豊橋市松葉公園でのテント芝居「どくんご」の「誓いはスカーレット」、観てきました。 実は私は24歳辺りから32歳までの9年間、劇団に所属し、芝居をしていました。 その頃の私は、仕事中も芝居のことばかり考えていられる仕事に変えました。仕事の合間合間…