9月29日(3日目)クチトンネルツアー
ドンコイ通りにある現地の旅行会社が企画する、クチトンネル・ツアーへ。観光バスでクチトンネルへ。バスの殆どの人は英語圏の人。日本人は3人だけ。クチはベトナム戦争時に農民がゲリラ兵士となり戦ったところで地下に人1人がなんとか通れるトンネルを張り巡らせ、そこで生活したり戦ったりした地です。
(旅行会社の案内より)
クチトンネル
当時、面積にして420平方kmにもなるクチ一帯が「戦史上、最も爆撃や砲撃、毒ガスや枯葉剤の影響を受け広範囲に渡って破壊的な被害を受けた地域」となっている中で、クチトンネルは25年間の年月を注ぎ築かれました。その全長なんと250km!一般公開されているのはごく一部となりますが、実際に入ってみるからこそ分かる事実が盛りだくさんの内容となっています。
実際に使われていたトンネルへ。中に入ってみると、その小ささに誰もが驚きます。
今は観光用に少し拡げられていますが、男性は腰をかがめながら通るのにも一苦労。そんなトンネルの中には食堂や会議室、救護室もあり、狭い割には緻密に計算されて作られていることが分かります。
そして米軍を苦しめた落とし穴や仕掛けの数々には圧巻。その他、当時の方が食べていたタピオカのイモの試食や、実弾を使った射撃場にて実際に銃を撃ってみることもでき、その迫力は一度経験したら忘れられない内容となるでしょう。
バスの中ではベトナム戦争のレクチャー。枯れ葉剤は何世代も影響を及ぼし、そのために障害を受けた人が自活する為に働く工場見学。クチトンネルではゲリラが仕掛けた様々な罠を見せられ、実際にトンネルの中にも入る。最後にベトナム戦争に関する古い映画を見る。ドキュメンタリーでありベトナム政府の広報映画でもある。しかしこの長い戦争を、実際に戦っている人々は誰も望んでいない。しかし、ほんの一握りの人達が富の為に望んだ、その結果なんだろうな。
クチトンネルでは実弾に寄る射撃も出来る。私は断った。考えたことなどなかったが、選ぶなら銃を一度も持たない人生を選ぼうと思ったから。しかしどうしてか1発だけ撃ってみようと思った。銃を抱えてすぐ後悔したけれど。1回だけ引き金を引いた。私にとってこれが最初で最後であってほしいと願いながら。
ツアー終了後、戦争博物館にも行ってきた。ベトナム戦争の写真や武器の展示、枯れ葉剤被害の写真…。
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そして、すごくうまい昼飯。
この、横の白いごはん。なんの変哲もなさそうなごはん。
それが一口食べて旨さにびっくり!
鶏と一緒に炊き込んだごはんなのです。
ローストした鶏を上に乗せていただきました。
ベトナムではごはんものすごく美味しい!
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夜、ベトナムの伝統芸能の水中人形劇を観覧。面白かったよ。あっという間の50分。
海外に出るといきなり社交性を発揮し出すTが謎。昨日もツアーで一緒になった男の子にいきなり話しかける。夜はその男の子と一緒にヤギの鍋を食べました。北関東の29歳の男子。
ヤギ鍋はスープは黒いけど味はあっさり系。クコやなつめ、きのこが入ってる。ヤギの味もどこかあっさり。上に乗ってるのは湯葉。多分これ、薬膳料理なんだと思う。
ナイスバディなお姉さんが鍋を作ってくれたり、給仕してくれたりします。