おでかけの日は晴れ

お休みの日は映画を観におでかけ。時折、旅行。

たまこラブストーリー


GW7連勤後のたった1日の大事なお休み、朝からさっさと洗濯をし庭の草むしりをし掃除をし髪を染め、そして映画を観にお出かけしました。
観にいく映画は「たまこ ラブストーリー」。
うさぎ山商店街のもち屋の娘、たまこと彼女の友人たち、そして彼女を取り巻く商店街の人たちを描いた深夜アニメ「たまこマーケット」のその後のお話です。
そうだ、この映画を観るならばと、GWで賑わう名古屋駅、そして地下街ユニモールを抜け、まずは円頓寺商店街に。ああ、しかしGWで多くの店が休みダヨー。でも、目的としてた「お餅」「ひなびた喫茶店」「お肉屋さんのコロッケ」はあったあった!この日の私が求めているものは「和カフェ」のたか〜い和のデザートに非ズ!タバコの匂いのする古くからの喫茶店で、抹茶とおはぎのセット400円也だ。ちなみにおはぎ、美味しかった〜。柏餅も食べるべきだった。
そしてお肉屋さんのコロッケを1個買って食べながら休日で店も閉まってて人も少ない円頓寺商店街を端から端まで歩いて、また名駅に戻った。
GWの映画館は満席なんだねえ。いつも平日にしか観ないので混みようにおろおろする。映画が始まるギリギリまで客席から喋ってる声がするので、もしもこれがキース・ジャレットだったら怒りよるで?とか思っているうちに映画が始まった。
山田尚子監督「たまこラブストーリー」。アニメ作品なので二次元の絵を重ねて作られていくのでしょうが、映像の中に幾たびも、三次元の景色がそこにあり、そこで本当にカメラを動かして撮っているような、そんな印象のシーンが幾つかあります。空とか町の風景とかが、誰かの心象と共に誰かの目線でふわっと立ち上がっていくような、そんな印象でした。
高校3年生のたまことその級友たち。
観終わった私は友達と居酒屋で飲みながら、「高校時代って実に残酷なシーズンじゃない?」なんてことを話し合う。みんな制服着てて、部活があって時間は授業で区切られてて友達がいて、それは人によってはちょっと楽なことかもしれない。でもそこから先は少しずつ、自分で選択をしていかなくてはいけない。
恋をする。恋をしたあと、どうなるの?
ひとつひとつ、何かが始まるたびに何かが終わり、何かが変わっていくシーズン。ああ、それってなんて残酷なの!と思ってしまう。
でも、考えたら、その時間の中にいる子たちにとっては、残酷でも何でもないのだよね。だってみんな、前へ、前へと、進むのだもの。その先にもっと楽しいことがきっとあるのだろうと信じて。私も高校生の頃、自分のいる場所がつらかろうが幸せだろうが、その「時」そのものが残酷だなんて思いもしなかった。
どんなに素敵な関係がそこにあっても、自分の幸せはその関係から飛び出して、また新たな場所に行かねばつかめないものだとしても、それでいいんだよね、と、片思いのみどりちゃんのどこか怒ったような顔を見ながらそう思う。
それから。
この映画の中のうさぎ山商店街のように、チェーン店ではない個人商店の集合体である商店街が、こうやっていきいきとして、お客もあって、存続していくにはどうしたらいいんだろうか、なんてことをマジメに考えてしまう映画でもあったよ。
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