おでかけの日は晴れ

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楽園追放

虚淵玄脚本なので観にいった「楽園追放」。虚淵作品である「サイコパス」は、人類が考えて考え抜いて、人と人が傷つけあわず平和な生活を維持するためにこれが最善であると導いた結果作られたシビュラシステムに統治された世界が舞台だ。そしてそこに綻びがあろうとも現在のところではそれに変わる代替案が見つからない、という設定なのが面白い。肉体を捨て電脳だけになった世界の「楽園追放」もまた。肉体を持って地上に住めなくなった人類が自らの肉体を捨て、電脳となって電脳世界「ディーヴァ」で暮らしている。統治されていることに仮に疑問を持ったとしても、それ以外の選択肢は無いに等しい。
そのような設定で、改めて考える。
肉体とは?
意思とは脳であり、脳だけがあればいいのか、どうか。
平和とは完全なる統治の下にしか訪れないものなのか、どうか。