おでかけの日は晴れ

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今朝の夢 実家編

今朝見た夢は、手触りとか明かりの光度とか色とかがとても鮮明な夢だった。

場所は私が10歳から20歳まで住んでいた実家。

ちなみに私は6歳の時両親が離婚して数年は母方の実家に、そして10歳の時に再婚した父親の元に移り、父親と新しい母親の家族(祖父母・叔父・叔母)、そして新しく生まれた妹2人と共に住んでいた。

夢では時折、その当時の実家に何かの用事で立ち寄る。

夢の中ではいつも、私が11歳の時に建てられた2階建ての家には誰もいない。誰もいない中、いつでも私はこっそりとそこに行くというパターンだ。

今朝の夢でも、友達と一緒に実家を訪れる。夜。玄関の明かりは煌々と灯っている。友達は何故か真っ白のつなぎを着ている。簡単な用事を済ませて家を出ようとして、家の中の電気を消し忘れたことに気付き、もう一度家の扉を開ける。そしてリビングに入ると、そこに裸の小さな女の子がひとり、いた。本当に小さな子。多分、3歳にもならないような小ささだけど、ちゃんと歩くし、会話も出来る。何故か誰もいない家の中でそんな幼い子供がたった一人でいるのだ。

私が子供のころ、両親はスナックを経営していて帰宅は午前3時頃だった。夢の中でもそうで、この小さな女の子は誰も居ない家の中にいる。それにしても小さすぎる。抱くと湯上りのように体は熱くてほかほかしている。この子供に着せる服を探そうと思って家の2階に上がる。20歳まで住んでいた私の部屋はそのままで、衣裳ケースの中には私の服までもが残っている。『何故こんなものが残っているんだろう』と思いつつ、子供に合いそうなTシャツを探す。周囲にはこの子供が蚊に刺されないためか蚊取り線香があちこちに焚かれ、今は灰になっているあとがいくつもあり、蚊に刺されないためとは言え、火事になったらどうするんだと心配になる。

そうやって私が服を探していて気付くと、なんと家の壁の一面だけが朽ちて崩れている。崩れた向こうに私が10代まであった祖父母の木造の日本家屋が見える。しかしそこに住んでいたのはものすごく憎憎しげな顔でこちらを睨んでいる太ったおばさんの顔だった。そのおばさんは夏にみんなが着る「アッパッパー」と呼んでいた木綿のだらしないワンピースを着ていて、縮れた黒髪をきゅっと結わえてて、日に焼けた頬は盛り上がってて目は小さい。そしてこちらを黙って睨んでいる。ああ、この子供がここにいることが気に入らないのだ、と思う。

私の場合は・・・。私はこの家に10歳で来て、血の繋がってもいないおばあさんが私の面倒をとても見てくれた。両親は夕方から私と妹たちを残して店に出て行ったけど、おばあさんがそばにいてくれたから大丈夫だった。でも、ここではこの見知らぬ裸の、そしてきっとこの家の人とは血が繋がっていない子供がたったひとりでいて、それを見つけてしまった私は一体どうしたらいいんだろう、と途方にくれてしまう夢だった。