おでかけの日は晴れ

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2019年11月 ハノイ

2019年11月12日(火)~17日(日)

3年ぶりの海外旅行。2度目のベトナム。初めて訪れるハノイ

セントレア国際線での手荷物検査や入出国カウンターに変化があり、少し驚く。

飛行機はチャイナエアライン。台湾経由。

ホテルはホアンキエム湖からわりと近くにあるアンティーク・レジェンドホテル。

 

旅に出ると、いろんなことを再発見する。自分の中にある小さなことなどを。

ツアー、苦手な自分、とか。

遠くにある景勝地や観光名所、武田は絶対に行きたいと思う。旅の予定は武田任せの私は実を言うと、そういう地に行くのを結構面倒くさいなと思ってる。

「でも、舟に乗ってこういうところを巡るんだよ」と写真を見せてもらいながら聞いてると『舟は乗りたいな・・・』と都合よく思う。結局、何が苦手って、見知らぬ大勢の人と一緒に行くのがかなり苦手だってことだ。私は普段から英語を勉強している。そして自分の勉強のためにも実際に英語を使いたいと思ってる。そしてその勉強とは、いろんな国の人とコミュニケーションを取りたいがためだ。それなのに、いざ海外に出ると不特定多数の人とコミュニケーションを取ることが果てしなく面倒くさく思える。え、私、普段はそういう仕事をしてるんじゃないの?と自問自答。なんなの、この休日の私のコミュ障っぷりは。そしてツアーでは私はガイドさんを決して困らせない客に徹する。絶対に人から遅れない。必ずガイドさんにぴったり着いていく、ただそれだけの小心者のツアー客でいることに徹する。それが楽しいかといわれると甚だ疑問。だからツアーは苦手だ。

そんなふうにして行った世界遺産ハロン湾とティエンクン鍾乳洞ツアー。

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翌日のチャンアンのニンビン省、ホアルーという都のバイディン寺。それから女性船頭さんの手漕ぎ船でチャンアンの絶景を巡る旅。いくつかの洞窟を潜り抜けたり奇岩や美しい緑の囲まれた絶景を2時間かけて巡る。3~4人乗りの舟は各地からのツアー客でいっぱいだが、いざ乗っていると本当に静かで、鳥の声を楽しみ、水の美しさに嘆息し、奇岩や緑を楽しむ。すごく良かった。

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さてハノイ市内では、2階建てバスでハノ旧市街を巡り、その後アオザイを着て再び旧市街をシクロで巡った。また別の日、週末金曜夜からホアンキエム湖の周辺は歩行者天国にあるので、そのあたりをずっと散策して過ごした。

ハノイの交通事情と大気汚染はとにかく酷い。冬のせいもあるけれど、空はほぼどんよりしている。排ガスと粉塵が主な原因だそうだ。そして車やバイクが多く道を歩くのが大変なことはホーチミンでも経験していたけれど、ハノイ旧市街はそれ以上だった。歩道には駐車バイクがあり、そして店先には机と椅子が置かれて路上で調理をしていたり食事をしていたりするので、道路を歩かねばならないことが多い。さらに、時々信号があるのだけれど、信号を無視する車やバイクの多いこと。これは日本では考えられない。決して車どおりが少ない道でもなく、そして信号の変わり目でもない。交通量の多い交差点で、信号は赤でも、平気でバイクが突進していくのだ。道を歩きながら、自分の命は自分で守る、といつも思いながら歩いていた。そう、ハノイで感じたのは、あまり中途半端に他人について思いを寄せないのではないか、という印象だった。良くも悪くも。ここでこんなことをしたら他人に迷惑がかかる、という発想があまりない。まずは、自分の都合が優先。

そして歩行者天国となると、市場が開かれ、あちこちでいろんな催し物があったり、ダンスをするサークル、太極拳のサークル、またベトナムで人気のダーカウ。円陣を組んでバトミントンの羽状のものを地面に落とさないように足で蹴りあうスポーツをやってる人たち。インラインスケートを楽しむ人たちも多数。

どの人たちもとにかく自分の都合が優先で、人混みの中で時に危険ではないかと思うけれども、そんなときこそ、自分の身は自分で守りつつ、好きなことを楽しんでいる。本当にカオスだ!ホーチミンハノイ、どちらが好きかと問われると、ハノイのほうが好きかもしれない。

ベトナムは食べ物が美味い。買い物は定価が表記されていなくてもバリ島などと違ってそんなに高値から交渉がスタートすることもなく楽だ。朝から運動をしてる人たちに、人目など関係なくダンスをし体を動かすおばちゃんに、市場の活気に、いろんなものから「生きること」とか「生き抜くこと」を考えさせられるハノイの旅だった。

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