おでかけの日は晴れ

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Drake×Frankが醸し出す独特のエロさ

〈眉毛〉

DrakeとFrankを初めて観たのは『2gether』で、と言う方が今は殆どではないでしょうか。勿論、私もその一人。

Drakeの印象はと言えば・・・

まずは眉毛!

そして、なんなん、あの眉毛がタインに近付き、我らのサラワットの邪魔するなんて!さらにサラワットに全然似てない弟プコーンは眉毛に一目惚れだし、眉毛はイケメン設定だし、それなんなん!!

とは言え目利きの友人は2gether観て「Drakeって実はイケメンじゃないの?」とすぐにインスタをフォローしてたけど、どうしても物語に引きずられやすい私はDrake、眉毛のヤツ許さんからな、ぐらいに思ってたのです。

その後観たのが高校生たちが学校の不正と暴力を暴いていくという内容の『Blacklist』。Drakeの役どころは運動神経抜群だけどおつむの出来は今イチの直情型少年。実年齢よりも少し上の役だった2getherに比べてBlacklistでは実年齢にほぼ近い役。どこか素朴で粗野な感じが2getherのミルよりも合ってるように思いました。この作品はBLではないけれどFrankと共演しています。

その後、youtubeのおすすめ動画として上がってた『'Cause You're My Boy』を本当になんの期待もなくなんとなく観てみることにしました。なにしろ私は『Our Skyy』もDrakeとFrankのCPにまるで食指が動かず、その回だけ観ていなかったぐらいでしたから。

 

〈『'Cause You're My Boy』〉

この作品は幼馴染みだったモーク(Drake)とティー(Frank)の物語。

モークは11年生(高校2年生)。床屋を営む父親と8年生(中学2年)の勉強熱心な弟モーンとの3人暮らし。母親は他界している。モークは生計を助けるため、父親の床屋で違法ポルノDVDを販売している。モークとティーは何故かお互いに接触を避けてきたが、ちょっとした事件を境にふたりに接点が生まれる。

ティーは言う。「どうして俺たち、お互いに知らない者同士のようにふるまってるの?」「そのほうがいいんだ」「3年ぶりだね。どうしてた?」・・・・・。

 ・ ・ ・ ・ ・

最初は子供っぽくて粗野なモークと優等生でありイケメンのティーとの小競り合いから始まる物語。(タイドラマよくあるやつ!)

さらに、モークのせいで別れた彼女を嫉妬させてよりを戻すという作戦のため、モークに自分のボーイフレンドのフリをしろというティー。(タイドラマたまに見る設定!てかそんな作戦、有効なのか?!)

2getherでは年上のDrakeを一方的に慕う高校生のFrank、関係性としては(多分)DrakeFrankだったと思うのですが、こちらは同年代設定ではあるものの、やはり積極的に慕うのはFrankのほうでDrakeが惚れられる側。しかも関係性としてはFrankDrake!

で、このドラマのFrankDrakeが、ちょっとびっくりするぐらいエロいのです・・・!改めて「エロとは?!」と考えてしまいます。

先に言っておきますが、このふたりはいわゆるラブシーンと言える絡みはないし、キスシーンも少なく、しかもそれ自体はまったくエロさを感じません。

この作品で私が感じるエロとは、欲望と、この先へと進むことへの恐れが同時に存在している状態が醸し出す緊張感です。ティーはとにかくいつもちょっと笑いながらずっとモークを視ています。どう動いてもモークから目を離しません。そしてモークを視る目の中に欲望が見え隠れしています。ポルノDVDなど売っているくせに、ティーの欲望を感じ取るモークは少しうろたえています。

ティーは「モークは恋をする人たちにセックスは必要だと思う?」と聞きます。彼はモークとのセックスをモークよりはリアリティをもって想像しているのでしょう。モークは彼の質問に不本意なようで「セックスが必要かどうかより、愛があるかどうかだ」と答えます。その答えは、愛があれば必然的にセックスが必要だ、という答えにも取れますが、この時点でのモークはまず愛について考えたい、そして自分が誰かとセックスをするという状況を恐れているのだと思います。

 

状況は動かぬまま、ただ欲情と迷いの中で悶々とするふたりのいる場所の多くは(特にドラマ前半は)下町のモークの実家、というのがまたエロさが際立ちます。タイドラマの多くに出てくる、おしゃれで清潔で広々とした部屋ではなく、生活臭、さらには男所帯の汗や分泌物の匂いさえ漂ってきそうなモークの家。絶対にマメに洗濯をしてなさそうなモークのベッドのシーツや掛布団にくるまり、キスしそうでそれさえもできない17歳の男子ふたり。制服の半ズボンの下から伸びる足は筋肉質ですね毛も多く、手の甲にも剛毛が生えて、体はすっかり成長しているモークが乙女のように胸をかき抱きティーに背を向けます。どこか挑むような顔で笑いながらも隙あらば欲情を目の中に溢れさせ、しかしその欲情を一瞬で逃がして緊張を解く、メリハリのあるティーの感情表現は見事。そのふたりから、他のBLドラマのカップルにはない匂いや汗の熱さを伴ったリアリティを感じます。

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こういう男臭さい肉体感ってなかなか他のドラマではないよね。

 

バンコクの下町の床屋

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モークの部屋で

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モークから目を離さないティー

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モークに可愛い格好をさせるティー(笑)

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ただこの作品は、正直いろいろ雑です。脚本がとても雑で、登場人物の整合性がなされていません。またタイドラマはヒット作でさえ音声が悪いことが多々あるけれども、この作品もかなり集音や調整が悪いです。ただ、ちょっと他のCPとは趣の違う、多分FrankDrakeしか作り出せないリアルなエロを感じ取って欲しいです。

 

〈登場人物〉

モークの友達として、Khaotung、AJ、SizzyのメンバーでもあるCiizeなどが登場しています。

Khaotungが珍しくイケ散らかしてます。

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サブカップルである弟モーンとモーンをひそかに見守る親友のゴード。

見覚えある顔だと思ってたら、モーンは『Gifted Graduation』の後輩メガネくん、ゴードは『とんちょん』のNaじゃん!!

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現在、作品はYOUTUBEで観ることができます。


[Eng Sub] อาตี๋ของผม | EP.1 [1/4]