おでかけの日は晴れ

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「Lovely Writer」7話まで来て過去回を振り返る

ここ最近で一番楽しみなドラマが「Lovely Writer」です。

2021年新春は、台湾の「We Best Love 2位の反撃」も「A Tale of Thousand Stars」も楽しんでましたよ。でも私にとって一番ワクワクするのが「Lovely Writer」です。

とにかく、Gene最高❤ このドラマの最大の魅力です。

Gene演じるUpくんのインスタなど日々見ているのですが、インスタのストーリーズも写真も、正直言えばそれほど心を動かされないのです。しかしドラマの中で「Gene」になるとどうしてこんなに変わるのでしょうか。様々に変わっていく細かい表情に目が離せません。

またドラマの中でセルフパロディになってたり、またはBLドラマに対する批評性も伴っていたりもするこのドラマの細々とした部分、カメラアングル、音楽や効果音の使い方などひとつひとつ語りたいことばかりですがひとまず置いといて。

これを書いている4月13日現在、7話まで配信されてます。物語は折り返し地点を過ぎ、ここから佳境。でしょうか。

ターニングポイントとなった6話・7話が終わった今、改めて最初から見直してみるとちょっとした発見があります。

ここから先がどうなっていくかを考えるにあたり、簡単に振り返ってみたいと思います。

 

●Nubsibは何を思っていたか

2話最初にTumがNubsibを連れてGeneの家に押しかけ、Nubsibを同居させてくれないかと頼むシーン。GeneはNubsibのことを意識しているようですが、なによりも作家としての仕事をしていくうえで自分のプライバシーを守ることは最優先だったため、断ります。そのときのセリフの一つに

「いくら短い間だとしても、俺はNubsibと親しくもないし」

と言っています。Nubsibはその言葉を聞いて目線を下に滑らせています。

最初はこの場面に思うところはなかったものの、7話を観たあとでは、NubsibはこのGeneの言葉を聞いてとても寂しい思いがしたに違いないでしょう。

 

●Hinは何を抱えているのか

2話。Hinは編集者でありながら作家を目指していることが描かれてます。陽気なキャ~クターですが、自分の部屋にひとり戻り、ベッドに横になりスマホに届いたメールを見ています。送信先は「The Rich Apartment」。内容はタイ語なのでよめませんが、なんでしょうか。不動産関係のなにかか、それとも家賃の引き落としに関する内容か。Hinはそれを見てため息をついています。そこにHinの母親からの電話。Hinは長らく家に帰ってないようで、母親がHinを心配しています。そして父親は無駄使いばかりで借金を作り問題を起こしていると母親がこぼしています。 Hinが小説家になりたいのは、それが単に彼の夢というより、小説家になって設けて裕福になりたいという願いもありそうです。

 

●Tumが本当にしたい仕事はなにか

NubsibのマネージャーでありGeneの大学時の友人だったTum。温厚で気配りが出来て、そしてこのBLドラマの中で、ヘテロセクシャルであり、尚且つ旧来から求められている「男らしさ」を脱却した男性、として描かれています。

Tumがマネージャー業をしているのは「姉さんの仕事を手伝ううちに、それまでの仕事を辞めて」と1話でGeneに語っています。

しかし5話で、Tumは電話で姉、Tamと喧嘩をしています。

Tumは十分に仕事をこなしている模様。しかし姉のTamは不満があるようです。Tumのすべてを縛りたいかのようです。メイクに詳しく、おしゃれも上手なTumですが、どうやらグラフィックデザイナーになる夢があるようで、Tamはそれに反対している様子です。

 

●Mhokは何を考えているのか

7話になってもMhokの真意が、そしてAeyとの関係がつかめません。Aeyの家に出入りし、Aeyの姉(?)のEarnと親しいようです。Aeyを陰ながら支えようとしているのか。

それでも5話でMhokに会ったAeyは、Mhokに「話したくない、あんたが来るなら先に教えてよ、僕が来なくてもいいように」と言っています。MhokはそこまでAeyに言われるようなことを過去にしたのでしょうか。どうしてここまで憎しみをぶつけられても彼は平然としているのでしょうか。すごく気になるところです。

 

●Aeyは闇落ちしていくのか

そしてこのドラマの鍵を握っているであろう、Aey。

AeyはNubsibに恋をしているようですがあからさまにNubsibからはその想いを拒否されているようです。それでも無理して笑いながらそれに耐えているAey。けなげとは言えますが彼の心の中に闇が育っている感は否めません。

5話。自分の誕生日を愛する誰かに心から祝ってほしいAey。しかしどんなにNubsibを誘っても彼の心がGeneのところにしかないことはわかっています。ファンからのプレゼントも今の彼の心を満たしません。弱っているAeyは、Earnが家族でAeyの誕生日を祝いたいから来てほしいという言葉に揺れ、久しぶりに家に帰ります。しかしそこで待っていたのは、父親からの侮蔑や罵倒の言葉。そしてその中でAeyの母親やEarn、そして同席しているMhok、誰も助け船さえ出しません。母親とEarnはただ力なく泣くばかり。本当につらいシーンです。帰りたくもないAeyはEarnの度重なる要請で家に帰ったのに、なぜここまで父親から拒否されなければならないのでしょうか。そしてなぜEarnはこんな状況になることを予想しながらも無責任にAeyを呼んだのか。呼ぶならなぜ彼を父親から守ろうとしなかったのか。

EarnはAeyに謝罪すべきなのに、それでもまだ「昔みたいな家族に戻りたかっただけ」と言うばかりです。

私は似たような経験があり、Aeyのつらさも悔しさも悲しみもわかるつもりです。だからAeyがこの後、どうなっていくのか。彼は救われるのか。この先どう描かれるのかがとても気になるところです。

 

さて、8話以降、どうなっていくのか楽しみですね!

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