日記
昨日、ある人がうちにひとつの企画を持ってきてくれた。 それは厳密にいえば「うちの店に」だし、そして実は「武田に」だったのだと思うけれど、聞いてすぐ私は飛びついた。 「面白いね。やる!それ、私も参加したい!入れて入れてーー!」 そして、武田にも…
私は毎年、成人式の日になると、あの苦い気持ちを思い出す。 私が高校生の頃、継母が反物を見せてくれた。黄緑色の総絞りの反物で、これで私の成人式の着物を誂えると言う。その反物がどんなに高価なものだったのか、継母は何度も言っていた。 私は今も昔も…
私はおとうさんのことが結構好きだよなあ。 そんなふうに時々、すごーく時々だけどそう思う。 高校のときに一度、そんなことを日記に書いたことがある。 そういう気持ちは、きっとおとうさんもおかあさんも誰も知らないだろうし思いも寄らないことかもだけど…
今日は私にとっては血の繋がっていない母の葬式だった。私は10歳から20歳までをその母とその家族、私の実父、そして新しい妹たちと共に暮らしていた。 葬儀のはじまる45分ほど前に着いたのだけど、私は葬儀の場のどこでどう振舞ったらいいのかわからない。斎…
昨夜。 大きなスーツケースとデイパックを持った男性のお客様がふらりといらっしゃった。 ワインとサラダを注文され、その後うちの店の名前「春光乍洩」について質問されたので、その意味を簡単にご説明した。 そのあと、「この店は映画関係者や・・・あと作家…
季節の変わり目のせいか、それとも週末に大き目の案件が控えている緊張のせいか、僅かに気持ちが下がり気味なのです。そう、ほんと、僅かに。 それでも今日の私は、千葉雄大くんと田中哲司さんの、「音量を上げろタコ!なに歌ってんだか全然わかんねぇんだよ…
なんとなーく欲しいものがあって、昨日も今日もショッピングモールの長い通路を歩いた。 一体、私は昔からこうだったのだろうか。それともここ数年のことなのだろうか。 私はただショッピングモールの通路を歩いているだけだ。 歩きながら通路沿いにディスプ…
なんとなく、すごくさみしくて切ない気持ちでいる。 理由はあるようでないようで。いや、多分いくつかあって、それはどれもひとつずつがとても細かくて小さい。 いわゆるこれは、ただの「気分の波」のようなものなのだろうか。そうだとしても、心がちいさく…
今朝見た夢は、手触りとか明かりの光度とか色とかがとても鮮明な夢だった。 場所は私が10歳から20歳まで住んでいた実家。 ちなみに私は6歳の時両親が離婚して数年は母方の実家に、そして10歳の時に再婚した父親の元に移り、父親と新しい母親の家族(…
はじめてみた夢なので書き残しておく。 こたつに若い男3人と私が入っている。私も多分若い。 私の目の前にいびつな形をした小さな薬が2個か3個入っている袋が置かれている。これを飲めばすぐに死ぬことが出来るらしい。どうやら私たちは全員で服毒自殺をする…
朝7時頃に武田が起きて寝室から出て、しばらくして私を起こして言うのです。 「大変だよ。ぶっちが死んじゃった・・・」 私は起きてぶっちを見にいくことが出来ませんでした。信じがたいけど、とうとうそんな日が来たかと思い、そのまま布団に包まったまましば…