おでかけの日は晴れ

現在はこのブログにあるものすべて下記のサイトに移行し2021年7月6日でこちらは停止しました。以降は、左記の新サイトをどうぞよろしくお願いします。 https://ameblo.jp/mioririko

「Lovely Writer」 EP12 Nubsib the End__behind the scene 邦訳

私はBehind The Scene、通称BTSがとても好きです。作品をどうやって作ってるのかとか、どういう気持ちでこのシーンを作ったかなどの制作秘話が大好物なんです。タイドラマにBTSは付きものですね。ただ英語字幕がついてるものがとても少ないため、映像だけで鑑賞するしかできないことが殆どでした。でも「Lovely Writer」は英語字幕が付いているんです!それで自分の覚書としてその字幕を訳してみました。

個人的には、12話に関してはAeyについての描き方と、それからGeneがNubsibに再会した場面の長回しについて興味深かったのですが、その点についてもTee監督が語っているところがとても良かったです。

ただ邦訳は、素人ですし辞書引きながらのざっくり訳したものですので、もしも間違っていたら是非ご教示くださいね。

------------------------------------

【EP12】

Tee監督「EP12は驚きでいっぱいです。視聴者の方々はそれを愛するに違いないです。このシーンで俳優たちはたくさんのラブシーンを捧げてくれました。(NubsibとAeyの冒頭の)このシーンではNubsibは洗面所に行き、Aeyは外で彼を待ってました。Aeyはこのとき、問題を解決するために来ました。なぜなら彼は自分が間違いを犯したことを知ったからです。Aeyはもはや自分を取り戻すことは出来ませんでした。私たちは罪を犯したときに許しを請います。しかし人々は彼のしたことをすぐに許すことは難しいと感じたのです。NubsibはいつもAeyに傷つけられていました。それが彼を信用しなかった理由です。
Nubsibは今、すべてが十分良いと思っています。何も変える必要はないし、自分のすべきことは前に進むことだけだ、と。来るべきものはやがて来るし、起こるべきことは起こる。」
【NubsibがAeyを抱いて言うセリフ】

Tee監督「これから先は全部、君次第だ。僕は君を愛していて相性が良くてカップルに見えるっていうように表現することができる。何故ならこれが全員にとって一番の決定だからです。Nubsibも大人になりました。GeneはEP11で言いました。Nubsibにこの選択しかないのだと。NubsibはAeyについてひどく叱ります。君は間違っていると。それは他の人々に悪い影響を与えました。しかし彼はこうしなければいけなかった。なぜならこれが一番ベストな選択肢だったからです。」f:id:mioririko:20210602173256p:plain



【TiffyがAeyのマネージャーを辞めたこと】
Tee監督「Tiffyは実際、Aeyをコントロールすることは難しいと感じました。彼女は彼をコントロールできなかった。Aeyにはいろんなことが起こるかもしれません。先回の彼のインスタライブのように。彼については制御不能で、事故を起こしかねません。彼はまた誰かと争うかもしれません。マネージャーとして俳優をコントロールすることが出来るはずですが、彼女はAeyに対してそれが出来ないと感じました。これが彼女がこの決定をした理由です。彼女は同じようにとても怒っていました。彼女は彼を信用していました。しかし彼は彼女を失望させた。私たちが見たように、彼女は彼から離れることを選びました。我々はAeyを落とすためにこのシーンを追加しました。 Aeyのこれまでの行動が全て間違っていると気付かせるためです。」

f:id:mioririko:20210602173354p:plain

【記者会見】

Up「最終話は記者会見で始まります。」

Kao「Nubsib はGeneとは何の関係もないとはっきり言いました。それはあなたが考えたものではありません。ニュースで見たものではありません。」 
Up「Geneは実際、Nubsibが記者会見で言ったことがとても悲しかった。Geneの感情と精神面において彼の心は沈みました。
Kao「多くのことはこの記者会見の前に起こりました。Aey、Nubsib、Geneの間の問題の他に...私たちの側では、多くの異なる反応がありました。」


Tee監督「(記者会見シーンは)簡単そうに見えるかもしれませんが、実際難しい場面だった。このシーンではたくさんの俳優が登場しました。そして、両者は声明を発表するために前に出なければなりません。記者たちは質問を続けました。Geneは大きなプレッシャーを受けてます。決着がつく前に・・・NubsibとGeneの関係を見つめています。
全員、悲しそうに見えました。しかし彼らの感情は違って、そして互いに無関係です。ちょうど私たちが見ていたことのように。全員悲しそうに見えます。彼らは自分自身を元気づけることができませんでした。TarmとBuaは笑おうとしたけれどそれでも彼らも動揺していました。しかし、彼らが進むべき方向に進むためには..それが彼らの責任だったのです。選択肢はありませんでした。Geneも見ての通り非常に動揺していました。彼はここで起こっていることを不快に感じてます。しかし彼は出来る限りのことをしているのです。これは彼にとってハードな出来事です。しかしこれは彼の決定なのです。何があっても彼はその決定に耐えねばならないのです。彼らはこの記者会見で問題を明らかにしそしてすべてを終了させます。それで彼は前に進むことが出来ました。」

f:id:mioririko:20210602173037p:plain

【4か月後】

Tee監督「この4か月間通して彼らはお互いに会っていませんでした。会っていないし話していません。彼らは離れていなければならないということが分かりました。彼らは契約によりお互い話すことが出来ませんでした。私たちは今ではコミュニケートはとても簡単なものだということを知っています。それ以外の意味はありません。しかし私は離れたことがとても良かったと感じています。彼らはもうお互いを愛していないとは言いませんでした。 しかし彼らはバラバラになりました。彼らはまだ愛し合っています。しかし彼らは再び一緒になる機会を待つことが必要でした。これもまた悲しいシーンです。実は彼らは待つ必要はない、しかし待たなければならない。4か月待つ。彼らの愛が花開くまで。」

f:id:mioririko:20210602175256p:plain

 

【HinとGene】

Tee監督「(Hinは帰郷するため荷物をパッキングした)Hinはep11でとても悲しい思いをしたので幸せになって欲しかった。みんなが私たちのキャラクターに幸せになって欲しいと望んでいると思っている。彼は小説を書き上げることに努力を費やしました。Ep12では彼はBuaに辞表を出そうとしました。しかし彼がそうする前にBUAはGeneからHinの小説を受け取っていました。それで彼女はHinが一生懸命書いた作品を読みました。彼は成功し、幸せになりました。私たちは思います・・このキャラクターは・・・彼は彼のハードな仕事に満足しました。彼は小さく始まり、そしてハードな仕事のなかでゆっくり成長した。これがHinという人です。」

f:id:mioririko:20210602180536p:plain

【HinとGENEの会話】

Tee監督「私たちはこのシーンはとてもcuteだと思っている。私たちがここの脚本を書いていた時、とても幸せなシーンになるだろうと思った。なぜなら喧嘩や口論があるシーンがあるからです。喧嘩や言い争いのシーンが相手の気持ちを伝えられること、会話の楽しさが伝わってきます。

f:id:mioririko:20210602182926p:plain

Tee監督「Geneとhinの関係はとても純粋で嘘偽りがない。そしてとてもかわいい。彼らはそこ(Geneの部屋)に座った。そして彼らはとても幸せに見えた。彼らはいつもお互いを助けている。彼らの相互作用はとても興味深いものでした。このシーンは長いけれども、彼らは気持ちをうまく対処します。UPとkenjiもまたこう言った。とてもスムーズだったと。これは俳優間の化学反応です。プロフェッショナルな間での化学反応です。どちらかが動けばどちらかが反応する。彼らの会話は場面を刺激します。それがHinが素敵な理由です。Hinもまた彼自身の道に幸せを感じている。彼もとてもかわいらしい。」

f:id:mioririko:20210602182833p:plain

 

【TumとTarmの会話】

Tee監督「我々はいつもFreshを称賛しています。Freshもまたいい女優です。彼女の感情がポイントになりました。Tumはこのシーンを含め、彼らのシーンを一緒に演じることでFreshからたくさんのことを学びました。これはTumが仕事を辞任するシーンです。Tarmは辛辣だけど心の優しい人です。現実には私たちの多くはそういう人々に会っているかもしれません。彼らは理由や根拠を持って物事を言います。それで彼らに対して怒ることが出来ないのです。Tumは実際、Tarmの気持ちを操縦することはできます。それは、彼自身がもっと大人になりたいということだけです。 人々はいつも、彼は子供のようだと言う。彼が抑圧されている理由はそれです。これがもっと大人になる理由です。彼が抑圧の元で窒息していたとき、彼は前進することも反撃することも出来ませんでした。安全な場所から踏み出す勇気もありませんでした。彼がそこから抜け出し、一歩を踏み出すその日まで。Tarmだけが彼を外に出すことができる。彼も実は混乱しています。彼は本当は辞めたくなかった。しかし彼はそれが解決するための道だと思い、それで彼はこの方法で問題を解決したのでした。
Tarmも同じことを感じていました。彼女はとても誇りを持っていた弟がそのような断固たる態度を見せるような行動をとった。彼女は安心でき、それで彼を行かせたのです。しかし彼女は最後にTumに知って欲しかった。いつだって彼のそばにいることを。このシーンは素晴らしかった。つまり、Tarm と Tum は、このシーンで最高の結果を生み出すために努力しました。」

 

f:id:mioririko:20210602190052p:plain

【Aey eats the flower】

Tee監督「Aeyの結論は・・・彼はやはり、まだ俳優なんです。彼は思い通りの人気を享受しました。しかし彼が求めていた幸せを得ていない。みんな彼の周囲から去りました。彼の誤った行動のせいで。はじめから彼は誰についての気配りもしていませんでした。Aeyは彼のファンの間では人気を得ました。しかし彼は周囲の人から無視されました。家族であろうと同僚であろうと。彼のマネージャーでさえあの記者会見の日から去っていきました。彼は望んでいたものを得たようにみえる。しかし彼は幸せではありませんでした。それで私たちはAeyの気持ちを表すシーンを考えました。これは視聴者に彼が本当に望んでいるものを表現しました。それは精神的なものなのか、それとも彼のファンからのプレゼントなのか。私たちにとってこのシーンは、彼の感情と思考をとてもいい解釈だったと思う。私たちが間違っていると思うものを包み込みました。それで私たちはこのシーンを撮りました。Bruceは素晴らしい演技をしました。彼は本当に花を食べました。すべて本当に起こった。すべて彼の努力・・・。

あなたは欲していたものを手に入れた・・そしてそれを口にする。それを飲み込んで、それであなたはなにを手に入れたの?これがあなたが本当に欲しかったものなの?

これがこのキャラクターの感情の解釈です。彼に対して胸が張り裂けるような思いがしますか? 彼を哀れに思う?それはすべて視聴者の皆さんに沸き起こる解釈です。」

f:id:mioririko:20210602201209p:plain

【Back to their childhood】

Up「子供時代のシーンもまたとても難しいシーンでした。カメラワークが大変でした。」

Tee監督「我々の脚本の中で、これは実際とてもよくあるシーンです。どうしたらこれを普通にできるのか。それはもっと特別な何かを探すからです。このシーンをより豊かに見せるために。私たちは子供時代と現在を交差させるため、ふたつをオーバーラップさせました。我々は良い効果を得たかった。それでキャラクターの感情を表現するテクニックを使いました。それはまた、物語の線が繋がることを可能にしています。彼らの子供時代から始まり、そしてついにその結果が大人になって現れる。私たちは子供時代と大人時代を交代させました。なぜなら我々はワンカットで撮影したからです。編集や撮影の中断をしていないのたそのためです。私は驚くほどリアルな結果にしたかったし期待もありました。それで私は1カットで撮り、すべてが突然起こるように表現しました。1カットでの撮影に関しては、途中で中断することはできません。それで私たちはとても長い間撮影しなければなりませんでした。スタッフもまた忙しくあっちこっちを走っていました。私たちにとってこの種の撮影はとても楽しかったです。私たちは新しいことをやってみたい。視聴者の皆さんは驚いてくれるかも。我々もまた、驚きに満ちてます」

f:id:mioririko:20210602210119p:plain

f:id:mioririko:20210602210227p:plain

kao「それはキスシーンもそうで。僕たちがお見せしたかったことは・・・僕らはこの場で再会するまでは数か月間離れて生活していました。それで僕たちが再会したとき、キスをする理由が変わったこと・・・お互いの気持ちを吐き出すため。何度も何度も繰り返されると。僕たちの愛はとても深いのだということを表現しました。
僕らはお互い会えませんでした。それであの場で再び元に戻ることを考えていました。あの再開のシーンは、僕らの切望していたことと愛、その表現の間のコントラストを見せました。子供時代と大人時代のコントラストもね。そして僕らは再び恋に落ちたのです。」

f:id:mioririko:20210602210327p:plain

 

Tee監督
「彼らが再会した後、この部屋(Geneの部屋)に行きました。NubsibはGeneの手を握り、GeneはNubsibの顔と髪に触れた。これは彼らが切望していたことです。お互いにとても長い間、会うことが出来なかった。それで彼らの切望を表現しました。4か月ぶりでした。それで彼らはもの狂おしい思いでしたが、このシーンでは深い愛情を表現しました。それはとてもcuteでもありました。彼らは自身の愛を示しました。このシーンはまるで夢のようにロマンチックに見えます。彼らはお互いを頼っていました。実はこのシーンを監督するのはとても大変でした。なぜなら我々はそのような愛情の表現を実際に体験することはないからです。それはとても稀なことです。彼らはすべて本当の感情です。だからこそ、このような結果を得ることができたのです。しかしそんなシチュエーションは稀です。我々は夢のようなシーンを見たいと望んだ。監督するとき、私たちは俳優たちに、彼らの行動の背景にある理由を説明します。お互いの手の匂いを嗅ぐことだけで愛を表現するのではありません。我々はその背後にある深い感情を説明しなければならなかった。そのシーンを作ることがよりよく作るために。お互い見つめあって気持ちを交差させるために、手の匂いをかぐこと・・キスして匂いを嗅いで、そして彼の手に触れる・・・それはどういう感情だったのか。」

f:id:mioririko:20210602214716p:plain


Tee監督「もしも彼らの間に真実の愛がなければこの一連のシーンは無様に見えたことでしょう。彼らふたりは下準備をし、我々もまたふたりを監督した。それで彼らは自分の感情や表情をはっきりと伝えることが出来ました。超ラブラブシーンの後、我々は一部を編集しました。彼らはこのあと、ゆっくりベッドサイドに向かって歩いたのです(笑)。あなたはそれを想像で埋めることができるよね。私たちはこのシーンを編集でカットしました。私たちは見せすぎる必要はない。これで十分なのです。」

f:id:mioririko:20210603104611p:plain

【 The Piano Scene】

Up「ピアノのシーンは難しかった。なぜならその日の朝、Tee監督は『Up。Kaoにピアノを弾かせることが出来れば今日は一日なにをしてもいいよ』って言ったんです。でもKaoはピアノを弾いたことがない。」

Kao「僕はTee監督に聞いた。どうしてピアノが弾ける俳優を見つけなかったのって。」Up「代わりを見つけることが出来る?  まさか! 僕らは他にすることが出来なかった。しかし正直言うと、Kaoはとても難しいことに挑戦した。僕も彼に教えることにベストを尽くしたよ。kaoはなんとかピアノを弾いたよ。本当に。」

Kao「でも撮影が始まったとき、僕はナーバスになったよ。正直言って面倒だった。そ僕たちは気持ちを表現しないといけなかった。それはあなたが見たようなものです。チームにとても感謝してます。」

 【Imagination】

Up「どうやってイマジネーションシーンは起こったの?全部の想像はTee監督だよね?」

Tee監督「なんでも想像で得ます。.鳥になる。木になる。すべて起こすことができる。僕が白雪姫になり君は王子様になる。これもできる。

Kao「Tee監督に感謝だ。僕たちはこれをすることができた。」

Up「面白かった!ユニークな経験だったよ。そしてとても興味深いシーンだったよ。」Kao「長い話だよ。」

Up「とても長い。」

Kao「終わらない。」
Tee監督「舞台裏にはフィクションがあり現実があります。画面に映っているカップルと本物のカップルがあります。GeneとNubsibは小説を書いた。そこには夢と現実があります。

(想像シーンの衣裳試着日)私たちは考えました。もしGeneとNubsibが白雪姫やロミオとジュリエット、シンデレラのコスチュームを着たら、とてもキュートに見えるし面白い。私たちはそれを見るのがとても好きだ。視聴者にそんなキュートでラブリーなシーンを見せたい。ボーイズラブのドラマや映画はもっと増えるだろうと思っています。普通の、少年と少女のロマンチックなドラマや映画とは違う。メディアの専門家として、私たちは昔ながらのストーリーをまったく新しい方法で再解釈する必要があります。妖精の羽のコスチュームをつけたふたりは本当に可愛かった。今の社会はもっとオープンマインドになる。そして私たちはこのようなものをもっと頻繁に見ることができる。それが私の期待していることです。
質問者「どのキャラクターが好きでした?」

Up「僕はロミオとジュリエット。本当に楽しかった。僕は何度も笑ったよ。僕たちは楽しんでるけれど、キャラクターは本当に興味深かった。このシーン覚えてる?『あなたは何を摂ったの? Nubsib,これはなに?』

Kao「『毒薬』」
Up「すごく楽しかった!あなたがどのシーンも気に入ってくれますように!」

Kao「シーンを支えるスタッフの大変な仕事を見ることができますように。私たちは笑いを止めることが出来なかった。」

Up 「本当にありがとう。私たちのドラマ、Lovely Writerを好きになってくれますように。僕たちは努力のすべてを注ぎました」

Kao「僕たちチーム全員が本当に一生懸命作り上げた。」

後略・・・

f:id:mioririko:20210602230752p:plain