おでかけの日は晴れ

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「Lovely Writer」 EP11 Behind the scene 邦訳

『Lovely Writer』EP11のBehind The Sceneの英語字幕を邦訳したものです。

なお、私はまだまだ英語勉強中の身ですので、誤訳もかなりあるかと思いますし、日本語としておかしくない表現にしようと意図して訳し間違えることもあると思います。基本的には自分の覚書のようなものですが、もしも大きな間違いがあればご意見くださるとありがたいです。

さて、Behind The Sceneは、撮影の裏側でキャストやスタッフがどう動いているのか見るのが何より楽しいしシアワセなんですが、ここではシーンのセリフや撮影中のお喋りは割愛して、この作品について言及しているところのみ訳しています。ただ本当はこのBTS、映像と共に楽しむ方がより良いですね。日本からでも観られるのが一番有り難いのですが、現在のところはVPNに繋いでWETVで観ることをお勧めします。

ではでは、EP11のBTSです!

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Tee監督
(EP11 GeneとNubsibが仲睦まじくふたりだけで過ごしているシーン)
「EP10では誰かがNubsibとGeneが一緒にいる写真を撮りました。
それは彼らに悪影響を及ぼしました。
最初、彼らはそのことについて触れないようにしました。
社会的な問題・・私たちにとってこれらの問題は本当に社会に存在すると思います。
彼らはまだこのことに直面することを恐れています。
彼らは何が起きたかあえて話していない。何をすべきかわからない。どうやって対処していいのかわからない。どう説明したらいいのかわからない。
それで彼らは隠すことを選びました。
私たちが何かを恐れているとき、それを口にしないように。
議論したくないし、ただ、いわゆる幸せが欲しい。
それで私たちは問題に直面できません。

正直言って彼らは現実に直面する準備が出来ていない。
近いうちにそれが起こるということを知っていたけれど。
しかし彼は、先にそのことを考えない方がいいと思っていた。
彼らは幸せに見えるけど、ことは実際に望んでいたようにはなりませんでした。
自分たちの幸せのために一生懸命頑張っているだけでした。
でも実際は深く傷ついていたのです。
誰かがそれを理解するまでは感情を表に出したくなかったのでした。」

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【Nubsibを忘れない限り】

 Tee監督「Aeyは非常に複雑なキャラクターでした。
彼はストーリーの流れの鍵でした。
それでこの(インスタライブの)シーンはAeyが物語の流れを決める人だということを見ることが出来ます。
彼はすべての登場人物の物語に影響を与えます。
彼は多くの人にGeneを差別させた。
彼は物語の流れに大きな影響を与えたのです。主役とその他の登場人物含めて。
私たちはそのようなシチュエーションを望んでいない。
なぜならそれは悪い影響になるからです。
それはまた怒りを引き起こすかもしれません。
多くの人はAeyの行動の背後にある理由を知りたい。
我々はAeyのキャラクターを企画している時、考えました。
私たちは時々、理解できない人に会うかもしれません。そしてAeyはそういう人なのです。
Aeyはかつてひどく傷ついた人なのだと感じるでしょう。
彼は愛したものからひどく傷つけられました。
それで情緒不安定なのです。
Aeyはそういう人々の代表なのです。
彼はSNSでライブ配信をしました。
主に仕事での問題のために。彼は、問題を解決するのは難しいと考えました。
しかし嘘によって問題を解決することを選んでしまったことを気付いていません。
すべてうまく行くと思っていました。
彼のような人々が実際にいます。
このキャラクターは、自分がしたことに対する責任を負う勇気を持っている必要があります。
その結果がいいか悪いかは関係なく。
どうぞ彼を楽しみにしていてください。
Bruceも同様に大変でした。Bruceは私に、そのシーンの感情を表現するのは難しいと言いました。なぜなら彼は泣き、そして笑わねばならなかったからです。そして同様に哀れに見えねばならないからです。彼は心からすべての感情を表現せねばなりませんでした。それは彼の演技技術を披露するシーンになりました。
Aeyはいい仕事をした。視聴者に彼を憎ませた。
私はBruceの表現に感謝します。素晴らしかった。
私は視聴者の方に、この(ライブ配信の)シーンを観たあと、さらに彼を理解してくれることを望んでいます。

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★★その後は、BuaとHinについて。Buaも主任編集者として問題を解決するためにはこれまで見せなかったダークサイドも見せるし、Hinもそれによって傷ついたこと。それから全体での会議では、俳優全員がとても緊張したし何度も練習を繰り返したこと。さらに、Tarmを演じたFreshはここで見事な演技を見せ、このシーンではとても重要なポジションだったことなどがTee監督から語られます。会議後のTumとTarmの激しいやり取りも長回しで撮影していますので、それを知ったうえでもう一度そのシーンを観てみるのはどうでしょうか。その後のTumとTiffyのシーンでは、これが初めてのドラマとなるTum役のKenにとって、Tiffyのもとで泣くシーンの感情を作ることがとても難しかったようです。この辺りは割愛しますが、HinについてTee監督が語っているところを載せておきます★★
 
Tee監督「(Geneを訪ねて行ったHinとGeneの会話)HinはGeneを兄のようにみなしています。Hinは上司との問題、そしてこの兄との問題に対処することが困難です。Geneとの会話の中で彼を心配しています。Hinは説明し、そしてGeneに決断を下させたかった。このキャラクターはストレスを抱え、そしてそれ以上のことができません。なぜならGeneを愛しているからです。彼はGeneを傷つけることはできません。Geneのことをわかってもいます。Hinも同様にいつも仕事を一生懸命している人です。
(母親と電話するシーンについて)
これは難しいシーンでした。
Kenjiもまた、難しいと言ってました。彼の口調もセリフも北訛りでした。感情を表現しているあいだ、キャラクターに没入し、泣かねばなりませんでした。それで我々は何度も撮影しなおしました。彼もまた、感情を集中し、費やしました。」
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「君はAeyといるべきだ。僕じゃない」

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Up「正直言って僕たちの愛情の中で難しい感情でした。僕たちはこのシーンの撮影にすべての努力を払いました。
少し疲れました。なぜならその日はいろんな感情が渦巻く難しいシーンです。泣くシーンのタイミング、どの時点で泣くべきか、どのセリフで泣くべきか。難しかった。この作品の中でとても難しかったシーンだと言えます。」

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Tee監督「彼らにとって難しいシーンだった。それでとても熱心に彼らと話し合いました。もし彼らが、こういう場にいたことがない、またはこのカップルの背景がわからない場合、彼らはこれを理解できないかもしれない。それで我々は、なぜ彼らが壊れたのかを明白にしなければならなかった。
『彼らは内緒で一緒にいることはできないの?』そういうふうに嘘をつくという考えもあります。彼らは個人的な生活と世間の評判の間で選ばねばならない。それは重要な決定です。それは愛情よりも。彼らの決定はそれよりもっと影響が強い。とてもシリアスなことです。我々はこれについて視聴者やファンの間で論争が起こるだろうと思います。 それについては俳優や関係者の間でも疑問視されるかもしれません。
正直言ってもっとも難しいシーンです。なぜなら我々はすべての場面のきっかけを明白にしないといけないからです。彼らは感情とともにセリフを表現せねばなりませんでした。もうひとつ別の感情も表現せねばならない。私たちはすべての場面をはっきり分断させねばならない。その登場人物の感情を皆さんに感じてもらうことができたらと願います。俳優たちはよく準備されてないといけません。Upも苦労しました。 私たちが望むようにシーンが流れるようにするために、彼はいくつかの側面を維持しなければなりませんでした。それゆえ、会話は変に聞こえるかもしれない。
Nubsibも同様です。
このシーンではNubsibはやさしい言葉を与えることが出来なかった。Nubsibは声を荒げGeneに怒鳴りました。」

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Tee監督「実際、多くの解決法はあった。しかしGeneはNubsibの未成熟な側面を見たとき・・・、Nubsibの解決法、態度、考え方はまだ未熟だと思いました。多くの人は尋ねるかもしれない。『なぜGeneはNubsibと離れるの?』GeneはNubsibと別れたり彼から去る必要はないのです。しかし彼にはもう我慢できなかった点がありました。GeneはNubsibをとても愛しています。彼はNubsibをもっと大人の男になるよう導きたかった。なぜならGeneは、Nubsibが以前にした多くのことが嫌いだったからです。しかしこれが彼の成長するためのレッスンになるかもしれないと思いました。Geneはただふたりだけでいる以上にもっと広い世界をNubsibに見てほしいと思ったのです。Nubsibがもっと大人の考えを持ち、問題解決のスキルを身に着けてほしいと思ったのです。Nubsibにとってそれは残酷な仕打ちだとしても。彼らがお互いに愛し合ってることをわかっていたら、彼らはこれを克服するでしょう。
彼らは Nubsibが提示した子供っぽい方法、お金ですべてを解決する方法よりも、元に戻りすべてを得るでしょう。永遠に一緒にいようとする人にとってこれはとても重要だと思う。Geneの考え方としては、楽しいだけじゃない、傲慢な、または自分勝手な愛ではなくもっと大人の愛を望んだのです。
これがEP11でのGeneの決定の主たる理由です。
私たちはこのシーンに長い時間をかけて撮影しました。それは私たちの予想を越えてました。なぜなら彼らがそれを表現するのはとても大変なことだからです。結果はとても良かったです。視聴者はきっと気に入ってくれるでしょう。」

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Kao(会議から出てGeneとふたり感情をぶつけ合うシーンの撮影を終えて)「今、どうだって?僕の目はボロボロだよ。お互いの中の感情を探りあい、そして感情をぶつけあった。Upはたった今、とてもいい芝居で返してくれた。特にドラマチックなシーンだった。彼にとても助けられた。僕が言えるのは、Upと撮影してるときはいつも彼から多くのものを学んだということです。」
Tee監督「我々は恋人たちの別れを見てほしいと願った。それでほろ苦いシーンを作りました。Geneは部屋から立ち去るとき、離れたくなかった。Geneはまだ彼を愛してる。この悲しくて痛い場面から視聴者にそれを感じてほしかった。何故私たちは別れるの?私たちは心の中でそう思います。
次のエピソードのPchyの歌はこのシーンのために特別に書いてもらいました。私たちはPchyにこのシーンを見せ、この作品を彼に手短に語りました。登場人物の問題を含めて。Pchyは脚本を読み、調べ、この作品に反映したこの歌詞を書いてくれました。この歌はNubsibとGeneの愛のセリフを表している。我々はこの曲で単一のキャラクターを表現したくなかった。NubsibとGeneの関係を表現したかった。この歌詞によって考えることができるのです。彼らが争っている時、この曲が流れる。完璧でした。登場人物の悲しみを反映しています。
 

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【The old and new problems】
この回では、すべての登場人物がそれぞれの問題にもがいているのを見ることができます。それは昔からの、そして現在の問題を解決するためにしなければならないステージです。ここに登場するすべての大人ひとりひとりに言及するのには理由があります。脚本を書いたとき、私たちは誰かを突然悪者にすることはしたくなかった。すべての登場人物の行動の背景には理由があります。ある段階において、子供時代に大人から抑圧を受けるとき、彼は同じシチュエーションに直面するに違いありません。
彼らはそれを乗り越え、すべての抑圧に反抗しました。彼らが大人になるために。前に進み、もっと大人になるために、問題と向かい合っています。どんな大人になりたいか。それは私たちの成すことに依ります。すべての登場人物は難しい問題を解決します。それはAeyのように悪いやりかたかもしれない。なぜそうしてしまったのか。HinはGeneの弟分になり続けることを選ぶのか。彼は何も言わないことを選び、そしてそのままにしました。TiffyとTumもまたもがいています。彼らもそれを乗り越え、前に進まねばなりません。そこで彼らはどう解決するのでしょう。NubsibとGeneも問題から目を背けましたが、そのもとは残ったままです。そこから目を背けては解決できません。問題はまだ存在しています。解決しないといけないし行動を起こさないといけないのです。
(Cr Wetv)